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15.小屋閉め 再開祈る

15.小屋閉め 再開祈る

祖母谷温泉小屋の露天風呂用の階段を取り外す峰村さん親子

 黒部峡谷鉄道の欅平(けやきだいら)駅から、黒部川支流の祖母谷(ばばだに)川沿いに歩き、祖母谷温泉小屋に着いた。小屋は営業を終えており、小屋閉めの最中だった。

 作業は、小屋周辺の仮設の施設を撤収するなど、十日ほどかかる。長く厳しい峡谷の冬を前にした、最後の仕事だ。「今年も無事に終わった」。小屋の主人、峰村保利さん(56)は、長男の利数さん(33)と露天風呂の階段を取り外しながら、ほっとした表情で話した。

 小屋の生活は半年近くになる。離れる時は「寂しい半面、うれしく、複雑な気持ち。毎年のことだけどね」と峰村さん。「後は雪崩で小屋が壊されず、来年六月に再開できるよう祈るだけです」
(12〜15回、浜屋潔写真部記者、2007年11月17〜18日、20〜21日掲載)

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