ページ内を移動するリンクです。

本文ここから

18.宿坊の庭 雪化粧

教算坊(中央奥)での研修を終え、雪化粧した庭に見入る立山博物館のボランティア

 立山町芦峅寺には江戸時代後期、多い時で三十八の宿坊が軒を連ねていた。寺院と宿、住居を兼ねており、登拝者を迎え、立山信仰の布教を担っていた。

 集落を通る県道沿いに、今もその名残をとどめる建物がある。立山博物館の関連施設「教算坊」もその一つだ。

 冷たい雨が雪に変わった昼すぎ、教算坊内では同館のボランティア二十六人が研修を受けていた。普段は立山信仰の解説や教算坊の庭の掃除を担当している。

 ボランティア歴十二年の吉川成一さん(74)=同町米沢=は研修後、仲間と一緒に庭に出て、雪化粧した光景に見入った。「こけが美しい庭。雪の降り始めは風情があります」

ページの先頭へ移動