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23.命綱頼り「猿回し」

23.命綱頼り「猿回し」

腰に命綱を巻き、駅直下の斜面を除雪する堀さん(手前)ら常駐員 =大観峰駅

 室堂へ常駐員を送り込むため、冬場も運行される立山ロープウエー。がけ上に立つ大観峰駅(二、三一六メートル)で、常駐員が駅直下にある急斜面の除雪に汗を流していた。

 一月中旬の積雪は約五メートル。スノーダンプで雪をかき出し、がけ下に投げる。腰に巻いたロープだけが常駐員たちの命を保証している。

 常駐員たちがユーモアを込め「猿回し」と呼ぶ作業だ。命綱を巻いた自らの姿をサルに例え、過酷な作業を笑い飛ばすたくましさがある。

 同駅に勤務する堀慶太さん(20)=立山町草野=は今季、大観峰で三回目の冬を迎えた。「寒さに負けない、熱い気持ちで頑張っています」と、張り切っていた。
(20〜23回、草東良平写真部記者、2008年1月20日〜23日掲載)

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