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34.恋の季節 間近

34.恋の季節 間近

室堂山のハイマツ帯に現れた4羽のライチョウ。白い保護色で雪に溶け込んで見える

「グワッ、グワッ」。四月中旬の午後、室堂山(二、六六八メートル)の中腹で鳴き声を聞いた。近くのハイマツ帯にライチョウが四羽。保護色の白い羽毛が全身を包み、雪に溶け込んで見える。

 目つき鋭く堂々としたオス。メスはふっくらとした体つきをしている。国内に約三千羽とされるライチョウの半数近くは、県内の高山地域に生息しているとみられる。

 富山雷鳥研究会の松田勉さん(56)は「厳冬期は餌を求め、弥陀ケ原や称名峡谷まで下るらしい。春になると室堂周辺まで上がってくる」と話す。この四羽は、盛んにハイマツの葉をついばんでいた。恋の季節を前に食欲は旺盛だ。

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