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38.虹と滝のハーモニー

38.虹と滝のハーモニー

虹がかかり、新緑と雪渓にくっきり映えた称名滝(左)とハンノキ滝

 紺ぺきの空に新緑が映える称名滝。五月中旬、人出が途絶え始めた午後四時すぎ、奈良県から修学旅行の中学三年生約二百人がどっと押し寄せた。

 向かって左に落差三百五十メートルの称名滝。右に水量が多い融雪期にのみ現れる落差五百メートルのハンノキ滝。V字形をなして、大きな雪渓が残る滝つぼに水煙を上げながら合流する。

 ひんやりとした水の飛まつが顔にかかり、生徒たちは大瀑布(ばくふ)の迫力を肌で実感した。

 滝を横切るように虹のアーチがかかった。「虹や、虹が出た」。生徒の一人が興奮気味にデジタルカメラを向けた。「新緑の時期に日本一の滝と虹が撮れて幸運です」

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