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33.南砺でバイアスロン西日本大会

33.南砺でバイアスロン西日本大会

西日本選手権で初心者向けに実施されたミニバイアスロン=今月2日、南砺市の上平バイアスロン競技場

 競技普及の足掛かり

 南砺市上平地域で今月、「第四回西日本バイアスロン選手権大会」(北日本新聞社後援)が開かれた。競技の普及を図ろうと、大会実行委員会は初心者向けのミニバイアスロン部門を従来より拡充し、参加者の好評を得た。今後も広く競技の魅力をPRしていく考えだ。

 バイアスロンはスキーの距離とライフル射撃を組み合わせた競技。クロスカントリースキーで滑走する激しい動きの合間に正確な射撃を行うという、「動」と「静」の対照的な運動能力が求められる。五輪種目であり、特に欧州で人気がある。

 西日本選手権は、県バイアスロン連盟(北島秀一郎会長)や南砺市などでつくる実行委員会が平成十七年から同市で開催。一昨年は上平地域で発生した地滑り災害、昨年は暖冬による雪不足で中止となり、今年は三年ぶりに開かれた。

 大会は今月一、二の両日、南砺市の上平バイアスロン競技場で行われた。正式種目だけでなく、玩具銃のエアソフトガンを使うミニバイアスロンを実施。銃所持許可のない人も体験できるようにと、四、五年前に全国の競技団体が始めた種目だ。

 三年前の同選手権では、ミニバイアスロンは小学生だけを対象としていたが、今回は中学生と一般の部を新設。約三十人が出場し、競技を体験した。「実際にやってみると面白さがよく分かった」との声が実行委員会に寄せられたという。

 県バイアスロン連盟によると、県内の選手登録は現在、十数人と低迷している。一般になじみが薄い上に、銃を扱うには資格が必要な点が背景にある。

 旧上平村は二〇〇〇年とやま国体のバイアスロン会場だった。国体後、村が地域の新たな特色にバイアスロンを結び付けようと、大会の開催に動いた。現在、南砺市で西日本選手権が開かれるのはこうした経緯からだ。

 連盟は、今後も全国規模の大会を定期的に開くことで、南砺を日本バイアスロンの中核地の一つにしたい考えだ。連盟の滝沢健理事長は「競技人口の拡大に力を入れ、バイアスロンに対する市民の理解も広めていきたい」としている。

(高倉陽福光・城端支局長)

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