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統合先の学校名引き継ぐ 地域・特徴に配慮

 県教育委員会は25日、県庁で開かれ、県立高校再編統合で来年4月に誕生する5校の名称を新高校が置かれる統合先の学校名と同じ「滑川」「氷見」「富山工業」「高岡工芸」「南砺福野」とすることを決めた。南砺市内4校は、広域連携方式を廃止する。県教委は、特別支援学校10校の校名変更と合わせ、9月県議会に県立高校等設置条例の改正案を提出。いずれの校名も来年4月から使う。

 再編統合後の校名を話し合ってきた「開設準備検討会」が示した基本的な考え方は▽所在地の市町村名など地域名を用いる▽1市に複数の県立高がある場合は市名に旧町村名を加えるなど分かりやすくする▽工業科2校は所在地の市町村名に教育内容の特徴を表す言葉を加える―の3点。

 これに基づき県教委が検討した結果、5校の新校名は、いずれも新高校が置かれる学校の名称を引き継ぐ形になった。委員からは「名前がなくなる学校の関係者の思いを十分に考慮してほしい」「学校が存在した証しや歴史が分かるメモリアルが必要」などの意見が出た。

 再編対象校の在校生は、卒業(24年3月)まで入学した学校で学ぶ。再編で使われなくなる校舎は県教委や地元自治体などが活用を検討している。大沢野工業と二上工業の校舎の一部は、軽度知的障害のある生徒の就労支援を目的とした高等養護学校として利用する予定。

 南砺の4校については、再編対象の福野、井波両校と福光、平による広域連携方式について「小規模化への対応が目的だが、効果が必ずしも期待できない」として本年度末での廃止を決定。方式を導入した17年度から使っている「南砺総合」の名称は、再編校を「南砺福野」、残る2校を「南砺福光」「南砺平」にした。現在の1、2年生は卒業まで「南砺総合」の生徒として入学時のカリキュラムを継続する。

 19年4月に施行された学校教育法改正で、障害の種類や程度に応じた「特殊教育」が、一人ひとりのニーズに合わせて支援する「特別支援教育」に移行した。県内では従来の盲、ろう、養護学校の名称を使っているが、他県では実態に即して校名変更するケースが増えている。

 新校名は「社会的な自立を支援する」との考えで「支援学校」を校名の原則とし、複数の障害種別を扱う学校は「総合支援学校」とした。盲学校は「視覚総合支援学校」、ろう学校は「聴覚総合支援学校」に変更する。
(2009年8月26日)

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