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<4 桑の葉入りクッキー> 桑菓子工房まるべりー(八尾町上新町)![]() 水林さん(左奥)のアドバイスを受けながら、桑の葉入りクッキーの形を整える利用者 町伝統の養蚕 ヒント
桑の葉入りクッキー作りに取り組む「桑菓子工房まるべりー」(富山市八尾町上新町)は、白壁で格子戸の町屋。「おわら風の盆」の哀調の音色が響く町並みに溶け込んでいる。 おわらで「唄の町だよ八尾の町は 唄で糸とるオワラ桑も摘む」と歌われるように、桑の葉はかつて八尾で養蚕が盛んだったことにちなんでいる。 工房は社会福祉法人「フォーレスト八尾会」が運営する。障害者の就労継続支援事業所で、調理室では利用者三人がスタッフの水林千絵さん(31)=上市町森尻=と一緒にクッキーをこしらえていた。生地には、小麦粉と桑の葉の粉、クルミ、ゴマなどを混ぜる。直径五センチの円形になるように、生地を延ばしていく。オーブンで焼き上がると、さわやかな桑の香りが漂う。桑は抹茶に似た風味だが、渋みがなく食べやすい。 養蚕は八尾を潤し、おわらや曳山(ひきやま)の町民文化をはぐくんだ。その原点を見つめ直そうと、八尾会は桑の葉再生によるまちおこしを進めている。 平成十六年に八尾の中山間地・足谷地区で桑畑復元に着手。同地区は昭和三十年代まで桑園があったが、養蚕業の衰退とともに栽培が途絶えた。 昨年秋、再生した畑で初めて収穫。それまで福井県大野市から桑の葉を取り寄せていたが、念願だった八尾産の桑の葉による商品が実現した。 桑の根は中国で漢方に使われており、健康効果が注目されている。同会は桑の葉を活用して、お茶を商品化、そうめんの試作も進めている。 八尾会職員の島滝しず子さん(55)=富山市八尾町乗嶺=は「八尾ならではのものづくりを進め、地域の活性化につなげたい」と話した。 メモ 桑の葉を使ったクッキーとお茶を生産。お茶はティーパックと粉末にした抹茶タイプの二種類。 ▽電話=076(455)1838 |