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<17 ゆず甘露> 金屋ゆず生産組合(砺波市庄川町金屋)

<17 ゆず甘露> 金屋ゆず生産組合(砺波市庄川町金屋)

じっくりと煮たユズの中皮を瓶に詰める大丸さん(左)と松井さん

 ◆山菜や庄川のユズ、アユなど地場産の素材に恵まれる砺波市。豊富な食材に独自のアイデアを加え、特産品を作り出す元気な人々がいる。それぞれの食へのこだわり、地元への思いにスポットを当てる。◆

 知恵絞り無駄なく活用

 国道156号近く、砺波市庄川町金屋にある市庄川柚子加工センター。酸っぱく、ほのかに甘いユズの香りが建物いっぱいに広がる。「ゆず味噌(みそ)」「ゆずマーマレード」「ゆず佃煮」…。金屋ゆず生産組合の女性たちでつくる加工部は、この施設で庄川地域特産のユズを使った加工品を次々と生み出してきた。

 加工部のメンバーに共通するのは「ユズの量は限られている。どの部分も無駄にしたくない」という思い。果実や果汁はもちろん、皮や種も活用するため知恵を絞る。

 この春、新たにレギュラー商品に加わったのが「ゆず甘露」。黄色の表皮と果実の間にある白色の中皮を使う。ゆず味噌に使う表皮をすり下ろすと残る、かつては捨てていた部分だ。数年前から活用法を練り、中皮の柔らかさやそのまま食べても苦くないことに注目。甘みを加えて煮詰め、三年前にイベントで初めて店頭に並べたところ好評で本格的に商品化に乗り出した。

 一口サイズに切った中皮は七、八十度の湯で十分ほどゆで、二―三時間水にさらす。大きな鍋で約一時間煮ながら、砂糖やユズ果汁、水あめを加えて味を調える。

 加工部のメンバー、大丸京子さん(57)=砺波市庄川町金屋=は「甘味をどれだけ絡ませるかや、中皮独特の『もっちり感』を残すことを考える」と話す。

 お茶うけとしてそのまま食べても良く、シャーベットなどに味のアクセントとして添えることもでき、活躍の場は広い。松井朋子さん(67)=同=は「今までになかったユズの味が楽しめるはず」とPRしている。

 メモ ゆず甘露は砺波市庄川町金屋の庄川水記念公園内にある「庄川ウッドプラザ」で販売している。ゆずマーマレード、ゆず味噌なども置いてある。
▽電話0763(82)6841

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