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<19 ふきのとう佃煮> コスモスグループ(砺波市井栗谷)

<19 ふきのとう佃煮> コスモスグループ(砺波市井栗谷)

フキノトウを煮る(左から)瀬上さん、原野さん、古井さん、苗代さん

 山の幸 年中おいしく

 「山の幸を年間通して味わってもらいたい」。砺波市栴檀山地区南部の女性たちでつくる「コスモスグループ」のメンバーの願いだ。平成元年に発足し、今年で二十年目。加工所の建設や大型冷蔵庫の導入、総菜製造業の免許取得など、市内で早くから精力的に活動してきた。

 近くの山で採れた山菜をふんだんに使って加工品を作り、風味が損なわれないよう冷凍保存して販売する。主力商品は、地元で「せんな」の呼び名で親しまれ、広く自生する葉ワサビを使った漬物。春先に収穫し、かす漬けやもろみ漬け、甘酢漬けにする。休耕田でウドやワラビ、畑でナスやキュウリなど野菜の栽培に取り組み、食材を育てることもおろそかにしない。

 メンバーは現在四人で、代表の原野美登里さん(70)、瀬上栄子さん(71)、苗代信子さん(66)、古井うた子さん(60)が同市井栗谷の加工所で活動する。葉ワサビが採れる時期が過ぎた現在は「ふきのとう佃煮」などを作る。大きな鍋で細かく刻んだフキノトウを煮詰めながら「もうそろそろかな」「あくは抜けたよ」などと声を掛け合い、和やかに作業を進める。四人は「気の合った仲間と一緒に活動することが、長く続ける秘訣(ひけつ)です」と笑う。

 商品は市内の小売店をはじめ、県内外から大勢の観光客が訪れる春の「となみチューリップフェア」や秋の「夢の平コスモスウオッチング」の会場でも販売する。ファンは全国に広がり、各地のリピーターから毎年注文が舞い込む。「『おいしかった』と言ってもらえるのがうれしい。それを励みに頑張っています」。原野さんの言葉に力がこもった。

 メモ グループの加工品は砺波市井栗谷の「せんだん山特産の店」や市内のスーパーマーケットなどで販売している。
▽電話0763(37)1222

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