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<28 シロエビの空揚げ> お休み・お土産処 松ぽっくり(岩瀬港町)

<28 シロエビの空揚げ> お休み・お土産処 松ぽっくり(岩瀬港町)

香ばしくシロエビを揚げる黒田さん

 新鮮 殻ごと香ばしく

 伝統的な街並みの整備が進む富山市岩瀬地区。「お休み・お土産処 松ぽっくり」は、明治四十四年開店の老舗料亭「松月」のちょうど向かいにある。経営するのは松月三代目の黒田茂さん(75)。「岩瀬の街並みを楽しんだ後、ほっと一息つきながら、本当においしいシロエビを気軽に味わってほしかった」と開店の思いを明かす。

 平成十八年四月二十九日の富山ライトレールの開業と同時にオープンした。店内には「幻魚(げんげ)せんべい」「氷見うどん」など県の名産品が並ぶ。

 空揚げは注文を受けてから松月の厨房(ちゅうぼう)で作る。「ほんの数分で出来上がるものだから、作り置きはしない」と黒田さん。シロエビは毎朝岩瀬漁港で水揚げされたものを使う。「最近の船は、網を揚げるとすぐに漁港に帰ってくるから鮮度がいい」。魚を仕入れる目は確かだ。

 空揚げはシロエビの素材の良さを生かしたシンプルな料理。水分をできるだけ切って、薄くかたくり粉をまぶす。後はからりと揚げて塩を振るだけだ。殻ごと食べられる香ばしさがたまらない。「シロエビは油によく合うよ」

 松月ではこの時期、シロエビをぜいたくに使った「福団子」が味わえる。シロエビの殻をむいて包丁でたたき、食べやすい形にまとめ炭火で焼き上げる。香りと食感が楽しめる人気の一品だ。

 平成十八年十一月、黒田さんは県の食のとやまブランド推進事業の語り部に認定された。富山湾で捕れた季節の魚で客をもてなし、料理に使われている魚や調理方法を分かりやすく話し伝える。黒田さんは腕を振るって富山の海の幸の魅力発信に努めている。

 メモ シロエビの空揚げはシロエビ漁が解禁される4月1日から11月末まで販売。揚げたての香ばしさが楽しめる。1パック250円。
▽電話076(438)1188

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