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<33 ねぎたん♪> 新湊野菜出荷組合(射水市塚原・新湊)

<33 ねぎたん♪> 新湊野菜出荷組合(射水市)

「ねぎたん♪」の出荷作業に精を出す米原さん夫婦

 消費者に適応 全国区へ

 ◆新湊沖で多彩な魚介類が水揚げされ、射水平野の豊かな農地で育った米や野菜、果実が豊富にある射水市。地元の食材をおいしく食べてもらおうと、さまざまな工夫と努力をする人々がいる。それぞれの食へのこだわり、地元への思いにスポットを当てる。◆

 射水市宮袋(新湊)の米原義昭さん(69)方の作業小屋。ネギ独特の香りが漂う中、米原さんは妻のムツ子さん(65)と丈の短い白ネギ「ねぎたん♪」を手際よく束ね、箱詰めする。七月に入り、新湊野菜出荷組合に加盟するネギ農家では連日、ねぎたんの出荷が行われている。
 
 「ねぎたんは、消費者と市場のニーズに応えた特産品だ」。同組合の尚和清信組合長(63)は胸を張る。
 
 ねぎたんは丈の長さが四十センチで、従来の白ネギの三分の二というコンパクトサイズ。核家族化が進み、従来の大きさでは「使い切れない」との消費者の要望に応え、県が開発し、同組合がいち早く栽培に取り組んだ。
 
 同組合のねぎたんは、ネギの栽培に適している水はけのよい庄川河川敷で栽培されている。葉まで食べられる柔らかさとマイルドな辛みが特徴になっている。
 
 同組合は長年、八月中旬から白ネギを大消費地の名古屋市に出荷している。市場関係者から出荷を一カ月早める要望を受け、丈が短く、白ネギより早く収穫できるねぎたんで対応し始めた。予想以上に高い評価を得た。
 
 作付けは年々拡大。二十年度、同組合では十四戸が約一ヘクタールで栽培し、県全体の三割を占める二十二トンを出荷する。JAいみず野は今年、新規栽培農家の出荷を支援するため、選別場を整備した。
  
 県は、ねぎたんを富山ブランド野菜として中京圏だけでなく、首都圏にも販路を開拓する戦略を打ち出している。尚和組合長は「ねぎたんが全国に浸透すれば、生産をさらに増やす。組合員も消費者も喜ぶ形を実現させたい」と力を込めた。

 メモ 8月まで県内のスーパーなどで販売している。本年度の県内出荷量は約70トン。店頭価格は、短くても太くて重いため、普通の白ネギと価格帯は変わらない。
▽電話0766(82)8560

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