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<46 入善の塩> 入善海洋深層水製塩(入善町下飯野)

<46 入善の塩> 入善海洋深層水製塩(下飯野)

仕上がった塩の品質を確認する田村代表

 天然のミネラル豊富

 入善海洋深層水製塩の縦に細長い五階建ての工場内は、特殊金属でできたタンクやパイプがカーブを描きながら上へと伸びている。同社はくみ上げた入善沖の海洋深層水をそのまま加熱し、蒸発させる古来からの製塩方法を採用。ミネラルをバランスよく含む深層水の特性を損なわないよう、六五度の低温で水分を蒸発させ、天然塩を作り出している。

 塩は粒が小さくきめ細かいのが特徴。田村勗代表(69)=射水市南太閤山(小杉)=は「ミネラルを多く含むため、まろやかな味。塩辛さが控えめで、素材の味を十分に引き立てることができる」と胸を張る。

 同社は電光掲示板製造販売会社を定年退職した田村代表が平成十六年に設立した。もともとは田村代表の知人が立ち上げに奔走していたが急逝したため、遺志を引き継ぐことになった。元日本専売公社の製塩試験場長らを非常勤取締役に迎え、一から手探りで取り組んできた。

 十七年十二月に生産を開始し、一年間で六トンを生産。品質は上々だったが、知名度がなく、売り切るのに二年かかった。田村代表は二人のスタッフととともに、自ら工場に立ち、営業で全国を駆け回っている。

 目標は「年間六トンを売り上げること」。全国各地で開かれる祭りやイベントに参加し、積極的に営業活動を展開した結果、徐々に浸透し、販売量が伸びている。購入客にリピーターが多いのも強みだ。

 田村代表は「軌道に乗せるのは大変だが、品質、味には自信がある。塩と地元食材を使った料理のコラボレーションで、入善の良さを全国に発信したい」と話している。

 メモ 県内の百貨店やホテル、観光地の土産物店などで販売。青のり、カレー粉、赤シソなどを混ぜたグルメ塩も手掛けている。
▽電話0765(76)0020

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