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14.止血法(直接圧迫法)タオルで押さえて
出血を抑える止血法には、前回紹介した「間接圧迫法」のほか、頭や首、腹のけがに用いる「直接圧迫法」がある。患部をじかに押さえるため、正しいやり方を十分に理解しておきたい。 直接圧迫法は、血が出てこないように患部を押さえるのが基本。他人が直接手で傷口を触ると、血液感染の恐れがあるほか、血で手が滑ってしまう。厚手のタオルやハンカチを間に入れ、安定した状態で押さえることが大切だ。ただし、けば立ったものを使うと、繊維が傷口に入り込んでしまうので注意したい。 日本赤十字社救急法指導員の八木政憲さん(60)は「頭の出血を止めるときは、頭蓋骨(ずがいこつ)陥没がないか確認することが重要」と注意を促す。髪をよけ、へこみなどが見つからなければ、ハンカチやタオルで押さえつける。陥没している場合、押さえると流れ出た血液が逆流し、脳を圧迫してしまう。傷口を保護する程度に覆い、すぐに病院に搬送しよう。 首、腹の止血にも、ハンカチやタオル、シートなどを必ず間に入れて使う。首の出血は前から患部を押さえるか、後ろから患部に指を当て、引き上げるようにして止める。腹の場合は、強い力を加えると内臓に負担がかかるため、手全体を使って優しく押さえよう。サバイバルシート(防寒シート)があれば、腹巻きのように巻き付けて止血できる。保温効果も高いため「防災用品として、1つ持っておくと役立ちますよ」と八木さんはアドバイスする。 患部と心臓の間を包帯やひもで強く縛る「止血帯」は、主に手足からの出血に使う。 血の流れを完全になくして出血を止めるため、長時間になると縛った先の部分に血が通わなくなり、壊死することがある。病院に着くまで相当の時間がかかる場合は注意したい。 (2006年7月25日掲載) |