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知ってて安心 とやま防災情報

19.着衣水泳(下)

背浮きの状態でカエルのように進むエレメンタリーバックストロークは、息がしやすく安全な泳法=富山市稲荷元町のアピアスポーツクラブ

背浮きの状態でカエルのように進むエレメンタリーバックストロークは、息がしやすく安全な泳法=富山市稲荷元町のアピアスポーツクラブ

背浮きで手足動かす

 服を着たまま海や川、用水路に落ちたとき、あなたならどうする? すぐに岸に向かってUターンするか、慌てずに浮いて助けを待つことが大事だ。だが、岸から離れているときなど泳がなくてはならないこともある。着ている服の種類によって泳ぎにくい泳法もあり、状況に応じた安全な泳ぎ方を知っておきたい。

 アピアスポーツクラブ(富山市稲荷元町)の酒井清治スイミングチーフ(44)は「背浮きをした状態で、手足を平泳ぎと同じように動かす『エレメンタリーバックストローク』が安全」と話す。

 あおむけで浮く「背浮き」は、息がしやすいのが特徴。エレメンタリーバックストロークは、その背浮きの姿勢を保ったまま、水面と平行に手足を動かして移動する。呼吸がしやすく、水の抵抗も受けにくいため、水難に遭ったときの「サバイバル泳法」として広く知られている。万が一に備え、マスターしておきたい泳法だ。

 顔を上げ、前を見て進む平泳ぎも泳ぎやすい。ただし、スカートを履いているときだけは、足にまとわり付くため「バタ足を使った泳ぎがいい」と酒井さんは助言する。一方、靴や長ズボン、長袖姿のときは、服の中に水が入り込んで進みにくい。バタ足やクロールといった泳ぎは避けよう。

 着衣水泳は泳ぎにくい分、泳げる距離も通常の半分ほどに落ちる。泳ぐ体力がなかったり、泳ぐのは危険と判断した場合は、浮くことを優先したい。

(2006年8月29日掲載)

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