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全国高校野球富山大会

21.富山東、10回サヨナラ勝ち 高岡一を振り切る

富山東、10回サヨナラ勝ち 高岡一を振り切る

富山東−高岡一 延長10回裏富山東2死三塁 サヨナラ打を放ち、チームメートと抱き合って喜ぶ柴木(中央)=県営富山

 ▽2回戦(18日)
12345678910
高岡一00001000001
富山東0000001001x2
(延長10回)

 【評】少ない好機を生かした富山東がサヨナラ勝ちを収めた。
 六回まで無安打の富山東は七回に連打などで追いつき、十回二死三塁で柴木が中前にサヨナラ適時打を放って試合を決めた。10回を投げ抜いた高橋の踏ん張りに応えた。
 高岡一は初回一死満塁でのスクイズ失敗が響いた。その後は打線がつながらず、1点しか奪えなかった。(土居)

 エースの力投に打線奮起
 1―1で迎えた延長十回裏二死三塁。打席に立ったのは富山東の柴木だった。カウント1―2からの4球目。外角低めの変化球を振り抜くと、打球は中前へ抜けていった。「いい場面で打順が回ってくると思っていた。本当にうれしい」。サヨナラ勝ちの立役者は、ダイヤモンドでもみくちゃになった。

 苦しい展開だった。高岡一の先発金平に六回まで無安打に抑え込まれた。反撃の糸口すらつかめなかったが、高岡一を1点に抑えて反撃を待つエース高橋の力投が打線を奮い立たせた。

 七回、金平の球速が落ちたのを見逃さなかった。失策と安打などで二死一、三塁の好機をつくり、沖野の右前適時打で追いついた。十回も代わった山本宗を打ち崩し、勝利をもぎとった。

 十回の攻撃に入る前、柴木は「この回で決めてくる」と高橋に誓ったという。言葉通りのサヨナラ劇に、高橋は「みんなを信じていた」と感謝した。

 昨夏は準々決勝で敗れた。「いったん勢いが出ればどんどん乗っていけるチーム。このまま一つ一つ勝ち進みたい」と宮成主将。富山東が最高の勝ち方で3回戦に進出した。

 復帰戦飾れず 高岡一・松田主将
 昨夏8強の高岡一は終始打撃のリズムをつかめず、痛恨のサヨナラ負け。松田主将は「ここ一番で一本が出なかった」と肩を落とした。

 6月末、松田主将は打撃練習中にボールが顔面に当たり、鼻を骨折。一時は大会出場さえ危ぶまれた。治療に専念することで全治2週間のところを約1週間で回復し、メンバーに登録された。

 今大会の初戦こそベンチスタートだったが、この日はスタメンに復帰。2安打と気を吐き、打線を引っ張った。「全力を尽くした結果に悔いはないが、ベンチに入れなかった3年生の声援に応えられなかったことが心残り」と、早すぎる夏の終わりを悔やんだ。

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