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全国高校野球富山大会

31.富山商、3回一挙7点 不二越工を圧倒

本田が2打席連発 富山商、不二越工を圧倒

富山商―不二越工 3回裏富山商2死三塁 この日1本目の本塁打を放つ本田=城光寺

 ▽3回戦(21日)
123456789
不二越工0102000003
富山商00701001X9

 【評】富山商は三回に打者12人の猛攻を仕掛け、大勢を決した。相手投手の変化球に狙いを定め、本田の2点本塁打など長短打7本で7点を挙げた。勝負所を見逃さないしたたかさが光った。今大会初登板の串田は、制球に苦しみながらも13奪三振と好投した。
 不二越工は二回に先制したが、五回以降は1安打と好機をつくれなかった。(高木)

 変化球狙い2打席連発 富山商・本田
 スイングには一片の迷いもなかった。富山商の本田は三回と五回にそれぞれ左翼席と左中間方向の場外へ運ぶ2打席連続本塁打。「狙って打ったわけじゃないが、うれしい」とほおを緩めた。

 相手エース、上戸の投球をビデオで研究し、2、3球目に外へのスライダーを投げるという特徴をつかんでいた。この日の2本はともに3球目、外角のスライダーを狙い打ち。対戦した不二越工の捕手、成瀬も「どちらもボール球だったのに…。完全に持って行かれた」と、脱帽するしかなかった。

 今春からレギュラーを確保。コンパクトなスイングが持ち味の富山商打線では唯一の強打者だが、打順は6番。「クリーンアップだと緊張する。6番だと思い切り振れるからいい」

 2打席連続弾は、春季県大会の準決勝、高岡商戦に続く2大会連続だが、本塁打へのこだわりはあまりない。報道陣から「高校通算は何本か」と問われると、「10本、いや12本だったかな。チームのための打撃ができればそれでいい」とはにかんだ。

 先制点もらい力み 不二越工・上戸
 待望の先制点を奪った不二越工だったが、先発上戸の球に切れはなかった。三回に本塁打を含む連打で7点を奪われ、「先制点が入って舞い上がり、力んでしまった」と下を向いた。

 打線も、コントロールが定まらない串田に対し、甘く入るスライダーに狙いを定めたが、その後は2点を返すのが精いっぱい。陸田俊行監督は「相手のレベルが高かった。才能のある選手がそろっているので、練習を積み、秋以降の大会では上位を目指したい」と気持ちを切り替えていた。

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