ページ内を移動するリンクです。

本文ここから

心臓移植の松原さん、25日渡米 「元気で帰ります」

2009年02月20日 07:00

心臓移植の松原さん、25日渡米 「元気で帰ります」

父の政人さん(前左)、母の美枝子さん(前右)ら家族から成人の祝福を受ける大樹さん(前中央)。後ろ左から姉の千明さん、祖父の秀男さん、祖母の雅子さん=1月、大阪府吹田市の国立循環器病センター

 重い心臓疾患のため、アメリカで心臓移植手術を受ける氷見市阿尾の会社員、松原大樹さん(20)が二十五日に渡米するのを前に「大樹君を救う会」が十九日、市役所で会見した。順調にいけば、今秋には帰国できるという。

 会見には大樹さんの父、政人さんと救う会の松原勝久代表らが出席。松原代表があいさつした後、政人さんが「手術が成功し、大樹が皆さんにお礼を言えるときがくると信じています。ありがとうございました」と述べた。大樹さんのコメントとして「皆さまの温かいご支援のおかげで、アメリカへ渡航する日を迎えることができました。必ず元気になって早く富山へ帰ってきたいと思っています」というお礼の言葉が紹介された。

 大樹さんは一月三十一日で二十歳になり、一月の成人の日ごろには家族が入院先の国立循環器病センター(大阪府吹田市)の病室を訪れて祝った。現在、体調は良好という。

 大樹さんは二十五日、同センターから救急車で伊丹空港に向かい、成田空港を経てニューヨークに入る。大阪からの所要時間は約十九時間半。同センターの医師二人と看護師、技師各一人、母の美枝子さん、姉の千明さんが同行する。ニューヨーク市のコロンビア大学ニューヨーク・プレスビテリアン病院で手術を待つが、ドナーが見つかるまでは通常約一カ月かかるという。手術は同大の中好文教授が行う予定で、術後七〜十日間で退院。約六カ月間通院して投薬管理やリハビリを行って帰国し、国立循環器病センターに再入院する。

 大樹さんは昨年三月、ウイルス感染などが原因で心機能が急激に低下し、全身に血液を送り込めなくなる「劇症型心筋炎による拡張性心筋症」と診断された。国立循環器病センターで人工心臓を装着されたが、心臓機能が回復する望みはなく、人工心臓も長期の使用は耐えられないため、海外での心臓移植を実現しようと、昨年九月半ばに救う会が発足。募金活動を行っていた。

北日本新聞ご購読の申し込みはこちらから

ページの先頭へ移動