下張り古文書1万点 高岡・勝興寺、改築史解明へ
2009年02月20日 12:00
平成の大修理として本坊の解体・修理を行っている、国重要文化財勝興寺(高岡市伏木古国府)の壁やふすまから、古文書約一万点が見つかった。勝興寺保存・活用事業団(山崎孝之理事長)は新年度、県と高岡市の補助を受け、解読作業に取り組む。本坊は創建当初から増改築を重ねており、古文書による改築史の謎解きを目指す。
修理は平成十七年度から、本坊を構成する大広間や式台、書院、台所など十一棟で行っており、古文書は解体時に天井や壁、ふすまの下張りとして使われていたり、長たんすの中に残されているのが見つかった。書状や帳簿、教典、書籍などさまざまな種類があり、ちぎれているものもある。同事業団は専門家による研究組織を設け、年代や内容ごとに分類、解析する。市は新年度予算案に六十万円を計上した。
本坊の建物は十七世紀中期以降に建築され、増改築が繰り返された形跡があり、当初の姿がはっきり分かっていない。復元工事もいつの時代に戻すかが課題となっている。修理作業を行っている文化財建造物保存技術協会の賀古唯義設計監理事務所長は「建築時や改築時の見積もり、帳簿、加賀藩に提出した申請の写しなどが見つかれば、復元工事に役立つ」と期待している。
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