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滝田監督の「おくりびと」10冠 日本アカデミー賞

2009年02月21日 01:50

滝田監督の「おくりびと」10冠 日本アカデミー賞

第32回日本アカデミー賞授賞式で10冠に輝いた映画「おくりびと」の(左から)余貴美子さん、山崎努さん、本木雅弘さん、滝田洋二郎監督、広末涼子さん=東京都内

 日本映画最大の祭典、第三十二回日本アカデミー賞の授賞式が二十日、東京都港区のホテルで開かれ、滝田洋二郎監督(高岡市福岡町出身)の「おくりびと」が作品賞、監督賞など計十部門で最優秀賞を獲得した。滝田監督の作品賞は、平成十六年の「壬生義士伝(みぶぎしでん)」以来二回目。本木雅弘さんが主演男優賞、山崎努さんが助演男優賞、余貴美子さんが助演女優賞を受賞。脚本、撮影、照明、録音、編集の各部門でも最優秀賞に輝いた。

 「おくりびと」は、葬儀の際に遺体をひつぎに納める「納棺師」の仕事に就いた男性を主人公に、生と死の尊厳を描いた物語。本木さんは、富山市の作家、青木新門さんの「納棺夫日記」に大きな影響を受け、自ら映画化を発案した。射水市出身の山田辰夫さんも出演している。

 昨年九月に公開され、観客動員二百七十万人、興行収入三十一億円を記録。カナダ・モントリオール世界映画祭グランプリなど国内外の各賞を相次ぎ獲得した。

 米ロサンゼルスで二十二日(日本時間二十三日)に発表されるアカデミー賞の外国語映画賞にもノミネートされ、快挙に期待が高まっている。

 滝田監督は昭和三十年生まれ。五十六年に映画監督となり、「コミック雑誌なんかいらない!」「陰陽師」などの作品で知られる。平成十五年、北日本新聞文化賞特別賞を受賞した。

 他部門では宮崎駿監督「崖の上のポニョ」がアニメ作品賞と音楽賞(久石譲さん)、主演女優賞は「ぐるりのこと。」の木村多江さん、美術賞は「パコと魔法の絵本」、外国作品賞は「ダークナイト」だった。

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