携帯からの110番、場所特定 県警がシステム導入、初動強化
2009年02月21日 12:00
携帯電話からの110番の発信地を特定するシステムが導入される通信指令室=富山市の県警本部
県警は六月をめどに、携帯電話から一一〇番を受理した際に発信地を十五秒ほどで特定できるシステムを本部通信指令室に導入する。携帯電話からの通報は昨年、全体の七割を占めた。県警は「警察官の現場到着までの時間を短縮し、初動捜査を強化したい」としている。
県警によると、システムは、一一〇番した携帯電話の電波を受信した基地局の位置を基に、発信地を特定する仕組み。周辺の基地局の数によって発信地の特定範囲は異なるが、市街地では数メートル〜数百メートル以内の誤差で絞り込める。通信指令室内の五台の端末画面に表示された地図に、各端末で受理した通報の発信地が表示される。
携帯電話から通報を受けた際、場所の特定と事故や事件の内容の聞き取りに、それぞれ一分程度かかるのが一般的という。新システムを使えば、通報を受けてから十五秒ほどで発信地の特定が可能になり、現場到着までの所要時間の大幅な短縮が見込まれる。
県警通信指令室は「強盗事件などの通報の場合、警察官の到着が早まれば、犯人を現場で取り押さえられる可能性が高くなる」と期待する。水難事故や交通事故の現場に早く到着することで、救助率の向上も見込まれる。
電話帳に番号が記載されている固定電話からの通報については既に発信地を特定するシステムが導入されている。
県警によると、昨年の一一〇番の受理件数は四万六千三百四十一件で、このうち七割強の三万三千五十七件が携帯電話からの通報だった。
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