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「元気に帰国」祈る家族 心臓移植の松原さん(氷見)アメリカへ

2009年02月25日 19:40

「元気に帰国」祈る家族 心臓移植の松原さん(氷見)アメリカへ

救う会のメンバーらに見守られ、国立循環器病センターから救急車に乗り込む松原大樹さん=大阪府吹田市

 重い心臓疾患のため、アメリカで心臓移植手術を受ける氷見市阿尾の会社員、松原大樹さん(20)が二十五日、アメリカに出発した。日本時間の二十六日午前零時すぎ、ニューヨークに到着する予定。順調にドナーが見つかるなど、スムーズにいけば、今秋には帰国できるという。

 大樹さんは二十五日早朝、入院している大阪府吹田市の国立循環器病センターから救急車で伊丹空港に行き、国内線で成田空港へ向かった。成田を昼に出発し、日本時間の二十六日午前二時すぎ、手術を受けるニューヨーク市のコロンビア大学ニューヨーク・プレスビテリアン病院に到着する予定。

 大樹さんには同センターの医師二人と看護師、臨床工学技師各一人、母の美枝子さん(50)、姉の千明さん(22)が同行した。

 プレスビテリアン病院で手術を待つが、ドナーが見つかるまでは通常約一カ月という。手術は同大の中好文教授が行う予定で、術後七〜十日間で退院。約六カ月間通院して投薬管理やリハビリを行って帰国し、国立循環器病センターに再入院する。

 国立循環器病センターを出発する際には、大樹さんの父、政人さん(52)と「大樹君を救う会」の松原勝久代表らが見送り、元気になって帰ってくるよう祈っていた。

 大樹さんは昨年三月、ウイルス感染などが原因で心機能が急激に低下し、全身に血液を送り込めなくなる「劇症型心筋炎による拡張性心筋症」と診断された。国立循環器病センターで人工心臓を装着されたが、心臓機能が回復する望みはなく、人工心臓も長期の使用は耐えられない。海外での心臓移植を実現しようと、昨年九月半ばに救う会が発足して募金活動が行われ、県内を中心に一億七千三百万円余りが寄せられた。

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