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解体民家の石板活用 高岡「ぎゃらりぃ市の蔵」

2009年03月01日 11:30

解体民家の石板活用 高岡「ぎゃらりぃ市の蔵」

凝灰岩を敷き詰めた床の上で工事の進ちょく具合を確認する木谷さん=高岡市坂下町の「ぎゃらりぃ市の蔵」

 取り壊された土蔵造りの民家の外壁に使われていた板状の凝灰岩を床に再利用する増築工事が、高岡市坂下町の「ぎゃらりぃ市の蔵」で進められている。作業は三月下旬まで続けられ、四月十二日のたかおか朝市に合わせてリニューアルオープンする。ギャラリーのオーナー、木谷市左衛門さん(65)は「古い町並みが織り成してきた歴史を体感してもらえる空間にしたい」と話している。

 昨年十月に木谷さんが高岡市坂下町で、解体中の民家の外壁から取り外された岩を見掛けた。「ずっしりとしていて重厚感がある。捨ててしまうのはもったいない」と考え、増築するギャラリーに、伝統家屋の風格を出そうと譲り受けた。

 取り壊された民家は、明治三十三年に高岡市中心部を襲った大火の後に再建された。凝灰岩は「小木石」と呼ばれ、石川県能登町小木で切り出されたものという。再利用した凝灰岩は縦八十センチ、横三十センチ、厚さ十五センチの岩約百五十個。厚さ七・五センチに二等分した上で、約百十平方メートルの床に敷き詰めた。増築するスペースでは、作品展示に加え、フルートやバイオリンのミニコンサートも計画している。

 「ぎゃらりぃ市の蔵」は、酒類食品問屋を営む木谷さんが築百年を超える土蔵と築五十年余りの酒倉庫を改修し、平成十八年にオープンさせた。

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