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処分保留でロシア人釈放 覚せい剤3キロ所持容疑

2009年03月05日 07:00

処分保留でロシア人釈放 覚せい剤3キロ所持容疑

押収された覚せい剤約3キロと、二重底に改造されたスーツケース=高岡市伏木錦町の大阪税関伏木税関支署

 高岡市の伏木港で二月、ロシア貨客船に乗ったロシア人の男が覚せい剤約三キロを持ち込もうとした事件で、地検高岡支部は四日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで高岡署に逮捕、送検された自称スパースクダーリニ市、自動車運転手、ヤロスラフツェフ・セルゲイ容疑者(34)を、処分保留のまま釈放した。富山地検は、処分保留の理由について「次席検事が不在で、答えられない」とした。

 逮捕容疑は、二月十一日午前十時五十分ごろ、富山市秋ケ島の大阪税関伏木税関支署富山空港出張所で、スーツケースに入れた覚せい剤約三キロを所持した疑い。

 高岡署の調べに対し「スーツケースは自分の物だが、覚せい剤が入っているとは知らなかった」と容疑を否認。観光目的だったと供述したという。

 県警、同署、同支署の調べでは、セルゲイさんは二月九日、ロシア・ウラジオストク港から貨客船「ルーシ号」に一人で乗船。十一日に伏木港に到着した際の入国検査で、スーツケースに不審な点があり、同出張所でエックス線検査したところ、二重底に改造されたスーツケースに、覚せい剤がポリ袋四袋に分けられ入っているのが見つかった。末端価格は約三億円とみている。

 同支署は今月三日に関税法違反(密輸)の疑いで地検高岡支部に告発していた。同支署によると、税関がロシアからの大規模な覚せい剤密輸を摘発したのは全国で初めてという。

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