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「安全性認められた」 志賀原発控訴審、北陸電力安堵の表情

2009年03月18日 17:30

「安全性認められた」 志賀原発控訴審、北陸電力安堵の表情

控訴審での逆転勝訴について会見する永原社長(中央)。左は柴田土木部長、右は西野原子力部長=北陸電力石川支店

 名古屋高裁金沢支部で十八日、言い渡された北陸電力志賀原子力発電所2号機の運転差し止め訴訟の控訴審判決は、国の新しい耐震指針に基づく原発の耐震性などを認め、北電が逆転勝訴した。北電は「ありがたい判決だ」とする一方、周辺住民らでつくる原告団は「不当判決。納得がいかない」と憤りをあらわにした。国の原子力行政の根幹にもかかわり、全国的に注目を集めた判決に、安堵(あんど)と怒りが交錯した。

 北陸電力の永原功社長は判決言い渡し終了後、金沢市内の石川支店で会見し、「一審敗訴からの三年間、当社が一生懸命取り組んできた2号機の安全性に関する主張・立証に耳を傾けていただいた。ありがたく思う」と安堵の表情を浮かべた。

 争点だった2号機の耐震安全性について、判決は北電が取り組んできた安全確保対策が原子力安全委員会が定めた安全審査の各指針に適合していると認定した。

 永原社長は「志賀原発の安全性について、地元住民に安心してもらえる良い材料になる」と述べた。

 運転差し止めを命じる一審判決が言い渡されたのは平成十八年三月。「敗訴判決で、一から出直すつもりで調査してきた。いろいろあったが、この三年間は貴重だったと思う」と振り返った。

 臨界事故隠し発覚後、十九年三月から運転を停止している1号機(出力五十四キロワット)の地元への運転再開の申し入れについては「十八日の昼の段階では何とも言えない」と明言を避けたが、「1号機は安定供給の観点から必要不可欠。地球温暖化を防止する観点からも、早く戦力として復帰してほしい」と述べた。

 北電側は、1号機の新耐震指針に基づく耐震安全性評価の中間報告を、十八日午後に国へ提出する見通しを示し、早期の運転再開に意欲をみせた。

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