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大人気ETC車載器品切れ 県内カー用品店「入荷見通し立たず」

2009年03月20日 06:39

大人気ETC車載器品切れ 県内カー用品店「入荷見通し立たず」

入荷の見通しが立たず「ETCに関する受付終了」と紙が張り出された車載器販売コーナー=富山市内のカー用品店

 今月下旬から自動料金収受システム(ETC)を利用した高速道路料金が大幅に値下げされるのを前に、ETC車載器が全国で品薄となり、県内のカー用品店でも店頭から消えている。十二日から車載器購入への助成制度が始まり、希望者が殺到。来店客は「どこの店にもない」、各店は「入荷の見通しが立たず、注文に応じられない」と困惑している。

 国土交通省所管の財団法人「高速道路交流推進財団」(東京)が、指定したカー用品店などで車載器を購入した人に助成している。助成額は四輪車が一台当たり五千二百五十円。助成を受ければ、取り付け代を含め一〜二万円前後になる。

 同財団は、今月末までの助成申し込みを全国で約十万台と見込んでいたが、国交省によると、助成開始以来、三十万台以上が売れたという。

 県内の取扱店でも助成がスタートした十二日から申し込みが相次ぎ、数日で完売した。大手電機メーカーなどの生産が追いつかず、店頭で車載器が入手できない状況になっている。

 富山市婦中町塚原のスーパーオートバックス富山南では、十二日から五日間で在庫の約二百台が売り切れた。現在、助成による購入の受け付けを一時打ち切りとし、陳列棚に「お断り」と書いた紙を張り出した。来店した同市婦中町西ヶ丘の田辺真理子さん(47)は「品切れになるとは思わなかった。できればゴールデンウイークまでに取り付けたい」と話した。

 同市黒瀬北町のカルバン富山本店では、助成開始が夏用タイヤへの交換時期と重なり、作業場は多忙を極める。車載器を購入しても取り付けは四月下旬になる見通しだ。谷口勇人店長(39)は「来店者に迷惑を掛けている。準備を整えてから制度をスタートしてほしかった」と話している。

■100万台未達成で来月以降も助成
 ETC車載器の購入費を助成している「高速道路交流推進財団」は十九日、三月末の受付期限までに設置が百万台に達しなければ、四月以降も助成を継続すると正式発表した。

 上限とした百万台の内訳は四輪車九十五万台、二輪車五万台。三月中に百万台に到達した場合は、三十一日までに車載器を取り付けた人に対し、台数制限に関係なく助成する。

 国交省は「ここまで需要が供給を大きく上回るとは思っていなかった」と見通しの甘さを認めるが、具体的な品不足対策はないのが実情。メーカーが増産体制に入っていることから、状況を見守る考えだ。

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