ページ内を移動するリンクです。

本文ここから

職業訓練校に志願殺到 富山県内、課題は再就職先確保

2009年03月26日 12:00

職業訓練校に志願殺到 富山県内、課題は再就職先確保

雇用情勢の悪化を受け3月に開設したアーク溶接の緊急短期訓練=富山市向新庄町、県技術専門学院

 雇用情勢の悪化を受け、県内で離職者を対象とした職業訓練を行っている県技術専門学院(富山市向新庄町)と、雇用・能力開発機構富山センター(高岡市八ヶ)の志願者が急増している。両校は指導員や設備に限りがある中、可能な範囲で定員枠を拡大しているが、今年4月入校のコースは、その2倍超の申し込みが殺到。企業の求人が減少する中、訓練修了後の再就職先確保も課題になっている。 技術専門学院は四月入校の造園管理、配管設備、金属加工の三コースで定員計五十人を募集し、前年度の七十六人の二倍超となる百五十九人が志願した。同学院は昨年から緊急的に定員の二割増まで受け入れることにしているが、志願者の急増に追いつかない状況。細川卓企画管理課長は「訓練設備やスペース、指導員に限りがあり、これ以上の受け入れは難しい」と話す。

 雇用・能力開発機構富山センターは機械加工技術や電気設備など四コースの定員六十人に対し、昨年十月入校の志願者は七十二人だったが、今年一月入校は八十五人に増加。四月は機器設備を増やし定員を七十一人に広げたが、応募も百四十一人に急増した。

 山田才一訓練部長は「次回の募集で再度チャレンジしてもらうことはできるが、新規申し込みも増える中で確実に受講できる保証はない」と厳しい現状を明かす。

 一月の有効求人倍率が〇・六四倍と平成十五年六月以来、五年七カ月ぶりの低水準となる中、就職先の確保も大きな課題。山田部長は「目的は訓練ではなく再就職。ハローワークに求人票を出していない企業を回るなど一つでも多く開拓していかなければ」と話している。

北日本新聞ご購読の申し込みはこちらから

ページの先頭へ移動