平和祈り歴史に幕 軍恩連盟県内3支部、高齢化で運営困難
2009年03月27日 12:00
解散を前にした法要で「平和を祈念しながらお過ごしください」と、会員にあいさつする浦田支部長代行(右)=高岡市関本町の瑞龍寺
軍人恩給の受給者でつくる軍恩連盟全国連合会(東京、海老原義彦会長)が三月末で解散することを受けて、県内でも県軍恩連盟の約二十支部のうち高岡、新湊、呉羽の三支部が解散する。会員の高齢化で運営が困難になったことが理由で、それぞれ五十年余りの歴史に幕を下ろす。
軍人恩給は、恩給法が定める要件を満たす、戦争に従事した旧軍人に支給される。大正十二年の同法公布で制度化された。一時廃止されたが、昭和二十八年に復活し各地で軍恩連盟が組織され、恩給の存続を求める活動や物故者法要などを行ってきた。
軍恩連盟全国連合会は会員の高齢化などを理由に解散し、四月から新協議会を発足させる。県軍恩連盟と、解散する三支部を除く各支部は新協議会の下部組織として存続する。
県軍恩連盟事務局によると、各支部の代表者の多くが九十代という。高岡支部の浦田忠彦支部長代行(88)も「米寿(八十八歳)を過ぎた人が多く、健康に不安がある者もいる。組織の維持が難しくなった」と話す。
解散に先立ち高岡支部は二十六日、同市関本町の瑞龍寺で法要を行った。役員や遺族、一般会員約五十人が四津谷道昭住職らの読経に続いて焼香し、物故会員をしのぶとともに平和を祈願した。
浦田支部長代行は「戦後六十年以上が過ぎた。国家を守ってきたことに誇りを持ち、平和を祈念しながら末長くお過ごしください」と締めくくった。
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