志賀原発1号機30日再稼働 谷本知事が了承伝達
2009年03月27日 14:07
谷本知事(右)から運転再開了承の回答を聞く永原社長=石川県庁
臨界事故隠し発覚で二年間停止中の北陸電力志賀原子力発電所1号機(石川県志賀町赤住、出力五十四万キロワット)の運転再開について、石川県と志賀町は二十七日、北電側に申し入れを了承すると回答した。北電は同日、原子炉再起動の準備に入り、三十日にも再稼働する。三十一日には、国へ二十一年度電力供給計画を提出する予定。志賀原発は2号機(出力・現況百二十万六千キロワット)がタービン損傷で停止した平成十八年七月以来、約二年八カ月ぶりに1、2号機がそろって動き出す。
石川県と志賀町は二十七日午前十一時、それぞれ石川県庁に永原功北電社長、志賀町役場に松長賢副社長を呼び、了承を伝えた。谷本正憲石川県知事は「手放しの了承ではない。再発防止策を現場で実践し、絶えず点検してほしい」、細川町長は「隠さない風土や安全文化を企業体質とするよう努力を続けてほしい」と要請した。永原社長は「了承していただきありがたい。地元に安全な発電所であると思ってもらえるよう、安全運転を続けたい」と述べ、志賀町にもあいさつに訪れる予定。
北電は国の新耐震指針に基づく耐震安全性を確認し、国の特別な定期検査のうち停止状態でのチェックを完了したことから、十九日に1号機の運転再開を石川県と志賀町に申し入れた。石川県原子力環境安全管理協議会や志賀町の赤住区委員会・安全推進連絡会合同会議などの了承を踏まえ、谷本知事と細川町長は最大の課題だった地元の理解が得られたと判断した。了承を受けた北電は二十七日午前十一時四十分、原子炉再起動の準備に入った。準備には三日程度を要するとしており、順調に行けば三十日に再稼働する。原子炉の稼働状態での定期検査などを受け、早ければ五月の営業運転再開を目指す。
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