観光地「追い風」期待 高速道きょうから大幅値下げ
2009年03月28日 10:10
北陸自動車道富山インターチェンジのETCレーン。ETC搭載車を対象に、28日から料金の大幅値下げがスタート=富山市黒崎
休日1000円乗り放題など、自動料金収受システム(ETC)搭載車を対象にした高速道路料金の大幅値下げが、28日午前零時からスタートした。景気低迷の中、県内の観光地やサービスエリア(SA)などの関係者は、観光客の増加につながると期待する。一方、JRは客離れを懸念し、新たな割り引きサービスを打ち出している。
値下げは、政府の景気対策の一環。ETC搭載の普通車は、首都圏や阪神圏の大都市圏を除き、土日曜と祝日に上限千円で乗り放題になる。平日も全車種が終日三〜五割引きされる。期間は平成二十三年三月末まで二年間の予定。
観光ガイド「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で三つ星評価を受け注目度が高まる南砺市五箇山地区の観光関係者は、高速料金値下げが観光客増加の追い風になるとみている。四月十九日からは毎週日曜に同市下梨地区(平)で麦屋節を披露する取り組みも始める予定で、越中五箇山麦屋節保存会の中川與志一副会長は「合掌集落とともに民謡の里をアピールして地域を盛り上げたい」。
マイカー客が休憩に立ち寄る各SAの期待も大きい。魚津市の北陸自動車道・有磯海SAは、店内の混雑に備え、二十八日から店員を増やし、来店客に土産物を紹介するなどきめ細かく応対する。
東海北陸自動車道・城端SAにある桜ケ池クアガーデン(南砺市)は温泉やレストランの利用者増を見込む。丸山巧支配人は「五月の連休をピークに、中京方面から大勢の人が来るはず」と予想する。
JRは値下げの影響を小さくしようと知恵を絞っている。JR西日本は四月に同社管内とJR四国全線、JR九州の一部で、特急や新幹線などの自由席が乗り放題になる「西日本パス」を発売する。富山−博多間を二日間で往復した場合に割引率が66パーセントとなるなど、長距離ほど割引率が大きい。金沢支社は「値下げが利用客の減少につながるのが心配。新サービスで需要を喚起したい」と話している。
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