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松原さん 心臓移植成功 術後の経過良好

2009年04月02日 14:05

松原さん 心臓移植成功 術後の経過良好

心臓移植手術を受けた松原大樹さん=昨年9月、大阪府吹田市の国立循環器病センター

 重い心臓疾患を患っていた氷見市阿尾の会社員、松原大樹さん(20)がアメリカ・ニューヨーク市のコロンビア大学ニューヨーク・プレスビテリアン病院で心臓移植手術を受け成功したと、二日午前、大樹さんに同行していた姉の千明さん(22)から「大樹君を救う会」(松原勝久代表)に連絡が入った。松原代表によると、千明さんから手術成功を知らせる電子メールが届き、大樹さんの術後の経過は良好で、心臓は元気に鼓動しているという。

 救う会によると、現地時間の三十一日午後六時半(日本時間一日午前七時半)、移植適合性の高い臓器提供者(ドナー)がいると、大樹さんの家族と医師らに連絡が入った。大樹さんは三十一日午後七時半ごろ(日本時間一日午前八時半ごろ)、コロンビア大学ニューヨーク・プレスビテリアン病院で、同大の中好文教授の執刀で心臓移植手術を受けた。手術室に入る前の、大樹さんは明るい表情で、母の美枝子さん(50)、千明さんらに「行ってくる」と元気で話したという。

 開胸したところ大樹さんの状態は▽人工心臓のパイプが癒着していた▽心臓の左側に水が多くたまり右側は全く動いていなかった▽心臓の拡大が激しく限界状態だった−などから、心臓の摘出から移植まで約五時間かかった。

 術後の経過が良好であることが確認されたことから、現地時間の一日夜(日本時間二日午前)、大樹さんの胸は閉じられた。順調ならば、現地時間の六日に一般病棟に戻るという。

 松原代表は「多くの人に支えられ手術が成功した。県民や支援してくださった方々に心から感謝します」と話した。

 大樹さんは昨年三月、ウイルス感染などが原因で心機能が急激に低下し、全身に血液を送り込めなくなる「劇症型心筋炎による拡張性心筋症」と診断された。国立循環器病センターで人工心臓を装着されたが、心臓機能が回復する望みはなく、人工心臓も長期の使用は耐えられなかった。

 海外での心臓移植を実現しようと、昨年九月半ばに救う会が発足して募金活動が行われ、県内を中心に一億七千三百万円余りが寄せられた。大樹さんは、美枝子さんらと共に二月二十五日、移植手術を受けるため渡米し、ドナーを探していた。

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