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「みんなの思い届いた」 松原さん心臓移植成功、募金の中高生ら喜ぶ

2009年04月03日 11:48

「みんなの思い届いた」 松原さん心臓移植成功、募金の中高生ら喜ぶ

松原大樹さんの手術成功を報じる北日本新聞夕刊を手に喜び合う松原代表(左から2人目)と父、政人さん(同3人目)ら親族と友人ら=氷見市阿尾の松原さんの実家

 重い心臓疾患で心臓移植手術を受けるため渡米していた氷見市阿尾の会社員、松原大樹さん(20)の手術が成功したという知らせが二日、「大樹君を救う会」に入り、同会メンバーや家族、募金活動に取り組んだ高校生から喜びの声が上がった。手術の成功を祈り続けていただけに「願いがかなった」「みんなの思いが届いた」と話し、早期の回復と帰国を心から願った。

 氷見市阿尾の大樹さんの実家には、「大樹君を救う会」の松原勝久代表(48)らメンバーや親族、友人たちが集まり、手を握り合って喜びをかみしめた。父の政人さん(52)は「ドナーの方への哀悼の意と、多くの人たちへの感謝の気持ちでいっぱい。皆さんにお礼を言いたい」と話した。

 母校の氷見市北部中学校(同市加納)にも手術成功の一報が届き、教職員や生徒が喜びに浸った。同校では生徒会が中心となり、昨年九月から十一月まで募金活動を展開。前会長の津田創満(そうま)君(15)=氷見高校一年=は「自分たちの募金が役に立ちうれしい。高校でもボランティア活動に励みたい」と話した。

 氷見市の堂故茂市長(56)も「大樹さんが早く元気になって帰国することが、支えてくれた人たちへの恩返しになる」と喜んだ。

 大樹さんが所属していた高岡工芸高校(高岡市中川)の野球部は、昨年十月の文化祭で生徒や来校者に募金を呼び掛けた。主将の嶋田将太君(三年)は「協力してくれた方の願いが通じた。野球部員は大会に向け練習に励んでいるので、大樹さんもリハビリを頑張ってほしい」と話した。

 昨年九月に「大樹君を救う会」が発足して以来、支援の輪は県内全域に広がった。小中学校や企業などが募金活動に取り組み、チャリティーコンサートも行われた。昨年九月末から十一月まで募金活動に取り組んだ立山町雄山中学校(立山町前沢)の当時の生徒会長、清水香さん(15)は「みんなの思いが伝わったような気がする。早く回復して元気な姿を見せてほしい」とエールを送った。

 「大樹君を救う会」のメンバーで、ボランティア団体「For you」代表の囲博之さん(47)=滑川市金屋=は、大樹さんと同じ病気に悩む秋田県羽後町の安藤大輝(ひろき)君(11)を救う募金活動も同時に行ってきた。「ドナーのおかげで助かったことを忘れず、命を大切にして生きてほしい」と話していた。

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