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幻の超大作に感動 黒部・コラーレで「黒部の太陽」上映

2009年04月05日 12:25

幻の超大作に感動 黒部・コラーレで「黒部の太陽」上映

「黒部の太陽」を鑑賞して会場を後にする観覧者=黒部市国際文化センター・コラーレ

 黒部ダム建設の苦闘をテーマにした映画「黒部の太陽」の完全ノーカット版の上映会が四日、黒部市国際文化センター・コラーレで始まった。初日は午前と午後の二回上映され、県内外から訪れた約千七百七十人が三時間十四分の超大作を鑑賞した。五日も二回上映する。

 立山・黒部地域の世界文化遺産登録に向けた機運を盛り上げるため、黒部市内の商工・観光関係団体や、立山黒部を愛する会などでつくる実行委員会(委員長、川端康夫黒部・宇奈月温泉観光協会長)が石原プロモーション(東京)と交渉を重ね実現した。県内でのノーカット版の上映は四十一年ぶりという。

 二千五百人の定員に対し、全国から延べ三万人を超える観覧応募があった。初日の第一回目は、黒部川での電源開発に取り組んだ先人の労苦を伝えるため、市内の中学二、三年生約八百人を招待した。

 映画は昭和四十三年に公開された作品。故石原裕次郎さんと故三船敏郎さんという二大スターが共演し、約七百三十万人の動員を記録した。しかし、裕次郎さんの「大スクリーンで見てほしい」との希望でビデオ化されていない。ノーカット版が上映される機会はほとんどなかったため、「幻の超大作」と呼ばれている。

 黒部市高志野中二年の西尾仁志君(13)は「危険で、しかも困難な仕事をやり遂げた人たちの姿に感銘を受けた」と話し、かつて劇場で鑑賞したという長田雅子さん(68)=入善町上野=は「迫力があり、今見てもすごい映画だと思った」と感動した様子だった。

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