風土と短歌、語り合う 富山で越中フェスとセミナー北陸
2009年11月16日 10:30
あいさつで、北陸歌壇への期待を語る秋葉日本歌人クラブ会長=北日本新聞ホール
第4回越中短歌フェスティバルと第8回現代短歌セミナー北陸が15日、北日本新聞ホールで開かれた。講演や朗読、トークセッションがあり、「とやまの四季」をテーマに公募した短歌の入選作などを例に、風土と歌を考えた。
日本歌人クラブの役員や北陸3県の歌人約200人が参加した。秋葉四郎同クラブ会長が「北陸などブロックの活動を重視している。作歌に生きがいを感じ、豊かに過ごしたい」とあいさつ。米田憲三県歌人連盟会長が開会を宣言し、板倉北日本新聞社副社長編集局長が歓迎の言葉を述べた。歌集「風光る」の田中譲さん(氷見)と「遠い虹」の四辻利弘さん(南砺)が優良歌集表彰を受けた。
講演では「まひる野」編集委員の中根誠さん(茨城)が、古今の歌に詠まれた女性の表現を考察した。
作品朗読に続き、「短歌実作上の風土性」をテーマにトークセッションを行った。3県の歌人がパネリストを務め、「とやまの四季」について公募した入選歌と、福井や石川の作品を紹介。北陸に暮らす生活者の内面が伝わる秀作を例に、「心に染み込んだ風土性は、自然と作品ににじみ出る」「北陸の人のひたむきな姿、懸命な生きざまは歌に表れる。失ってはいけないものだ」などと語り合った。
交流懇親会も県民会館で開かれた。日本歌人クラブ、県歌人連盟、石川県歌人協会、福井県短歌人連盟、北日本新聞社主催。
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