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郷土文学館に知事公館活用了承 富山県の資料活用委、立地・庭評価

2009年11月19日 12:15

 県の「ふるさと文学資料評価・活用委員会」(平田純会長)は18日、県民会館で第3回会合を開き、知事公館(富山市舟橋南町)を増改築して郷土文学館に活用する案に、出席した全委員が賛成した。石井知事は「県議会をはじめ県民の意見を聞き、賛同が得られれば、来年度予算に文学館の基本計画などを盛り込みたい」と語った。全国の文学館を調査し、機能や建物の面積などをまとめた3通りの施設案も報告された。

 石井知事は10日の会見で知事公館を廃止し、文学館として活用する構想を明らかにした。会合では全委員が、この提案を支持。周辺に松川べりや県教育文化会館、学校がある立地条件のほか、庭園の美しさなどを評価した。「富山城址公園や県民会館からも近く、人の流れを作ることができる」「庭園は残し、茶会やコンサートにも活用できるようにしてほしい」といった意見が出された。

 展示室や資料収蔵庫、映像ライブラリー、ミュージアムショップなどの機能を備えた上で、規模の異なる3通りの施設案が、事務局から示された。委員からは「隣接する駐車場スペースも活用し、文学館に必要な機能を備えてほしい」「観光客向けに富山をアピールするブースも欠かせない」といった提言があった。

 会合には、新委員の河合北日本新聞社長と北村廣明NHK富山放送局長を加え、委員11人が出席。富山市出身の作家で歌人、辺見じゅんさんを顧問に委嘱した。

 県は「ふるさと文学発掘チーム」を設けて資料収集を始めており、富山ゆかりの俳人、前田普羅(明治17〜昭和29年)の短冊などの情報が寄せられている。知事は資料収集について、顧問の辺見さんからも協力の申し出があったことを報告。辺見さんは自身の文学資料のほか、父で角川書店創立者、角川源義さんゆかりの資料を所蔵している。知事は「志のある皆さまから声を掛けていただき、感謝している」と語った。

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