22日告示された7町村長選と14町村議選は、町村長選で6町村、町村議選で5村が無競争となった。首長選の連続無投票当選は、上平が11期、井口10期、庄川8期、平、利賀が7期連続、町村議選では井口が4期連続となった。特に砺波地方は「争いを好まない」という気風が強い上、合併を控えて首長の任期は事実上2年を切っていることから、従来にも増して選挙戦回避の心理が働いたとみられる。
首長が無投票当選となった6町村は、いずれも平成17年3月の合併特例法の期限をにらみ、近隣自治体との合併協議を本格化させている。
現職の藤森栄次氏が3選を果たした庄川町長選は、合併を控え残り任期がわずかということもあって、早くから同氏の続投が確実視されていた。
平、利賀、井口の3村は村議選も無競争。いずれも候補擁立の動きは鈍く、事前調整がスムーズに進んだとみられる。
平村では、現職の中村義則氏が昨年の12月議会で引退表明したが、後継者が見つからず周囲が翻意を促した。村議選は従来通り、村内各地区の「区割り」調整が機能した結果といえる。
上平村は、現職の岩瀬幹夫村長の続投も想定されていたが、早い段階で合併の枠組みが決まったことなどから、新人の山本勝徳氏へのリレーがスムーズに進んだ。
利賀村は、前村長時代の公金横領事件の処理などの難局を乗り切った、現職の米沢博孝氏の手腕が評価された格好。村議選は、村内各地区とも合併の経緯をよく知る現職を推した。
井口村は、現職の伊東浩氏の村政運営を無投票で信任したと言えそう。村議選に関しては、「議員は2期まで」という“慣例”があるが、合併を控えていることから、3人が3期目に突入することになった。
細入村長選は、元収入役の野尻昭一氏が初当選した。吉岡平八郎村長の後継をめぐり、複数の名前が挙がったが、「合併前に村を二分する選挙戦は避けたい」とのムードが強まり、一本化調整を加速させた。
下村議選は、8年ぶりの無競争。射水広域圏5市町村による合併をにらみ、新人擁立を見合わせる傾向が強かった。
無投票当選のうち、唯一合併に絡まない舟橋村議選は、告示直前になって2陣営が出馬を取りやめた。
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