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県内全域の動き
←前へ 2003年6月17日(火)付朝刊 次へ→

地方税財源の充実を 6月県議会開会で中沖知事

 6月定例県議会は16日開会し、中沖知事は提案理由説明で、国が進める地方税財政の「三位一体」改革について「地方の自主性が発揮できる税財政制度の確立が必要」と述べ、国に対し税源移譲など地方税財源の充実強化を訴える考えを示した。景気低迷が長引き、雇用情勢が厳しいことから、3年間で1万6千人以上の雇用を創出するなど、景気・雇用対策に全力を挙げる方針を強調した。

 会期を27日までの12日間と決め、県総合運動公園ファミリー広場の供用開始に伴い、使用料規定を定めた県立都市公園条例改正案など6議案と報告10件の計16案件を一括上程した。

 「三位一体」改革について知事は、国と地方の役割分担に応じた、税源移譲などによる地方税財源の充実強化が必要とした上で、「地方の自主性が発揮できる安定した税財政制度が確立されるよう、国へ積極的に働き掛けたい」と述べた。

 景気・雇用対策では本年度から3年間で1万6千人以上の雇用を創出する初の数値目標を設定したとし、「合理化に伴う離職者対策、雇用のミスマッチ解消の支援などに積極的に取り組みたい」と語った。

 北陸新幹線については「整備新幹線の建設計画見直しが早急に行われ、富山から南越(福井県武生市)までの早期整備が実現するよう、強く働き掛けたい」と強調。富山駅の在来高架化では、富山市が行う富山港線の路面電車化調査などと調整を図りながら、概略設計などの調査を進めるとし「国の16年度予算に新規着工準備個所として盛り込まれるよう強く要望したい」とした。

 17日は議案調査日。18日に本会議を再開し、自民、社民両党と、新・県民会議の3会派による代表質問が行われる。

分権・合併特別委設置へ 県議会各党代表者会議
 県議会各党代表者会議は16日開き、6月定例会中に地方分権・市町村合併特別委員会を設置することや、県議報酬の月額3パーセント分を7月から来年3月まで9カ月間減額することを、全会一致で決めた。

 特別委は、新幹線・総合交通対策と景気・雇用・金融対策に続き、3つ目。税財源移譲など地方自治体の自立策や、市町村合併に伴うまちづくりの在り方を調査する。自民11人、社民2人、新・県民会議1人、諸派1人の計15人で構成し、正副委員長は自民の委員が就く。

 報酬引き下げは、昨年12月の期末手当の5パーセント分を今年1月から4月まで、毎月の報酬から減額したのに続き2回目。厳しい経済情勢などを考慮した。議会最終日の27日に関係条例案を議員提案する。

 毎月の減額幅は、議長2万7,300円、副議長2万5,800円、議員2万3,400円で、減額後の報酬月額はそれぞれ88万2,700円、83万4,200円、75万6,600円。県議45人の減額総額は9カ月間で953万3,700円。

 このほか、7月から県庁舎が原則として終日禁煙になることから、県議事堂も8月から、定められた場所以外での喫煙を全面禁止することにした。

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