6月定例県議会は16日開会し、中沖知事は提案理由説明で、国が進める地方税財政の「三位一体」改革について「地方の自主性が発揮できる税財政制度の確立が必要」と述べ、国に対し税源移譲など地方税財源の充実強化を訴える考えを示した。景気低迷が長引き、雇用情勢が厳しいことから、3年間で1万6千人以上の雇用を創出するなど、景気・雇用対策に全力を挙げる方針を強調した。
会期を27日までの12日間と決め、県総合運動公園ファミリー広場の供用開始に伴い、使用料規定を定めた県立都市公園条例改正案など6議案と報告10件の計16案件を一括上程した。
「三位一体」改革について知事は、国と地方の役割分担に応じた、税源移譲などによる地方税財源の充実強化が必要とした上で、「地方の自主性が発揮できる安定した税財政制度が確立されるよう、国へ積極的に働き掛けたい」と述べた。
景気・雇用対策では本年度から3年間で1万6千人以上の雇用を創出する初の数値目標を設定したとし、「合理化に伴う離職者対策、雇用のミスマッチ解消の支援などに積極的に取り組みたい」と語った。
北陸新幹線については「整備新幹線の建設計画見直しが早急に行われ、富山から南越(福井県武生市)までの早期整備が実現するよう、強く働き掛けたい」と強調。富山駅の在来高架化では、富山市が行う富山港線の路面電車化調査などと調整を図りながら、概略設計などの調査を進めるとし「国の16年度予算に新規着工準備個所として盛り込まれるよう強く要望したい」とした。
17日は議案調査日。18日に本会議を再開し、自民、社民両党と、新・県民会議の3会派による代表質問が行われる。
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