県は、古くからつながりの深い富山、新潟、石川、福井の4県を「越(こし)の国」と位置付け、交流連携する意義や将来像などに関する「越の国構想研究調査報告書」をまとめた。道州制に向けた試案として、4県の権限を残しながら連邦方式で1つの州に統合する「越の国型道州制」を提言している。
報告書は、歴史や文化など4県の関係の深さを強調したうえで、「越の国」を1つのブロックとした場合、名目GDP(国内総生産)でポーランドを上回り世界19位、国民所得でもノルウェー、ギリシャをしのぐ同16位にランクされるなど、「経済力はヨーロッパ諸国と肩を並べる」とアピール。
道州制の試案では、4県が統合すれば、地理的に細長くなるため、州の権限をある程度限定し各県の独立性を維持する「『連邦型統合』が現実的」と提唱。州都については1カ所にまとめず、州都の機能を4県の各県都に分散する「分都型」を示した。
試案は、県の将来像を探る庁内組織「県のあり方研究会」で、府県合併や道州制を検討する際の資料として活用する。
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