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2つの庁舎の間は車で約15分。1時間に1本ずつ無料のマイクロバスなどが往復する。会議に出る職員や、文書の“宅配便”などに使っているほか、ごくまれに担当課を間違えて訪れる市民の移動手段にもなる。
議会が始まると、保谷庁舎の管理職は、田無庁舎に向かう。残された職員は、パソコンの画面に映された議場の様子を見守ることになる。「議場の上司が、質問に答える資料を持たないケースがある。すると控え室に詰めた職員が、保谷庁舎にいる職員と電話やファクスでやり取りするわけです」。こうしたわずらわしさだけでなく、住民窓口がいくつかの庁舎に重複すればするほど、人件費を抑えにくくなるデメリットもあるという。
「8つの町村で合併する場合ですか? 部局の配置や人の移動、どうやって意思疎通を図るかに知恵を絞る必要がありますね」と、大村副参与の言葉には実感がこもっていた。
砺波地域の8町村は、財政規模の大きい砺波市や庄川町とたもとを分かち、クラスター方式に生き残りをかけている。役所を分散させると効率は悪くなるが、合併を前提にして8町村が将来像を描くとき、なくてはならない方法でもあった。
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