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市名の協議は平成12年11月から始まり、最終決着をみたのは1年半後だった。県都の静岡市は人口47万人で、清水市23万5,000人の2倍にあたる。「市名は静岡に」とこだわる静岡側に対し、清水側は「対等合併するからには、今の市名に固執すべきでない」と主張し続けた。
名称を全国に公募する段階から、合併協議会の意見は対立。公募対象に「静岡」と「清水」を含めるかどうかで、折り合いがつかなかった。清水市広域行政課の木村講二総括参事は「今の市名を含めてしまうと、“組織票”が入る。お分かりでしょう。人口比がものを言うんです」と、駆け引きの背景を説明する。
歩み寄りはなく、ゲタを預けられた首長同士の話し合いで、現市名を含めるよう主張した静岡側の言い分が通った。5万件以上集まった案は上位から「静岡」「清水」「駿河」などと続いた。
候補の絞り込み方法でも、意見は激しくぶつかった。名称選考委員会は休憩に次ぐ休憩。互いに水面下で調整し、けん制し合った。「休憩が、会議を進めたようなものです。県議や市議も会場に来て、騒然とした雰囲気でした」。結局、名称選考委で選んだ5候補の中から、合併協議会で、2段階の投票を行って決めることになった。
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