隣接する富山市と魚津市から合併のラブコールを送られ、難しい選択を迫られた滑川市。中屋一博市長が「当面は合併しない」と表明してから、2カ月余りたつ。背景には富山との合併、魚津との合併、単独と、それぞれ住民アンケートの結果や議会の意見が割れた事情があり、「どこと合併しても、わだかまりが生じる」と判断した。
徹底した行財政改革で単独の道を貫く市長方針が出た今も、開田市議は「合併論議は、尽くされていない」と煮え切らない思いを抱えている。
2月1日。市議会の合併問題検討特別委員会は市民に公開され、各議員があらためて立場を鮮明にした。最大会派の10人は「合併すべき」、市長を支持する議員ら8人は「単独」、開田市議ら2人が「期限にこだわらず合併を模索する」。昨年12月の意思表明から主張は変わらなかった。
終了後の幹事会は、次回2月4日に公開する特別委の運営でもめた。合併推進派の議員は、中屋市長が方針を打ち出す前に、合併するか、しないか「議会の意思」を示さなければならないと強硬に主張。単独派は、その必要はないと拒んだ。
話し合いは進まない。開田市議は思わず「議会制民主主義は基本です。でも、市民の意見を反映しているかどうか不安もあるんです」と発言していた。期限にこだわらず、住民の「生の声」を十分に聞いて検討したいと伝えたかったが、そんな思いも「バッジをつけたら責任あるがいぞ」と言う男性議員の声に、かき消されてしまった。
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