懇談会では、任意協議会の事務局が4つの案を示した。2つは特例をフル活用する案だった。
「議員だけが特権を使うわけにはいかん」「合併は行政改革だ。たとえ60人でも住民の理解は得られない」。町村議員総勢91人の任期をそのまま延ばす案と、第1回選挙だけ2倍に定数を増やして60人にする案は、議論を待つまでもなく見送られた。福光、城端は、たとえ在任期間が短くても「特例で延長する」手段など使わないことに理解を示した。合併を円満に進めるためだ。
残る2案は各議会に持ち帰り、次の懇談会で話し合うことになった。
任意協を開く直前の2月1日。再び集まった4町の議員たちは、法律の上限にあたる「30人」案と、特例を緩やかに使って4人だけ増やす「34人」案で3時間余りも議論を交わした。「最初から30人にすべき」「それでは村に議席が割り当てられない」。進行役を務めた清都邦夫井波町長がその場を仕切り、「34人」を事務局案として出すことにした。
任期を延長しない条件をのんだ城端、福光。さらに4つの町は「中選挙区制」を採用することで利賀と平、上平、井口の4村への配慮を色濃くにじませた。第1回選挙で各村に割り当てられる定数は「2人」。特例が使えない2回目は「1人」に減るが、村側も、それ以上は要求できない。
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