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「地方交付税を受けない団体をいうのか、あるいは合併すれば自然に基礎的自治体になるのか。まったく分からない」。全国町村会の山本文男会長(福岡県添田町長)は顔をしかめた。
市町村は、基礎的自治体を目指さなければならない−。地制調で語られ続けてきた合併推進の理由だが、その意味はあいまいだ。財政的に自立した自治体を指すなら、ほとんど存在しないことになる。税財政のシステム上、全国の95パーセントにあたる市町村が、財源不足を補う地方交付税を受けているからだ。
山本会長は、お金のない市町村がいくら集まっても、財政力が高まるはずがないと強調し「現実をもう少し直視してほしい。面積など自然条件もある。感情だけで合併しないと言ってるんじゃない」と言葉を荒げた。
この日の争点はほかにもあった。合併後の旧自治体エリアに置く「地域自治組織」のあり方だ。
台所事情の苦しい国にとっては地方財政をスリム化させるためにも、市町村合併が欠かせない。地制調は、歩調を合わせるように合併推進を志向するが、小さな町村にも配慮する姿勢を見せ、地域自治組織を提案した。
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