|
■にぎわっている空間が必要ということか。
人や店が集積していなければ、お金を落としていかない。例えば「きときとの魚」と称しても、丘の真ん中に飲み屋があるのと、そばに新鮮な魚市場があるのとでは、お金の落ち方が全然違う。
■投資や人口を集中させることになるが、周辺部から不満が出るのではないか。
合併は大同団結なんです。地域エゴを言うほど足の引っ張り合いになり、全体として魅力のないまちになってしまう。失敗例は、直江津市と高田市が合併した新潟県上越市。両方に配慮して中間の春日山地区に市役所を移し、新しい市街地をつくりました。ところが、まちにならなかった。そのうちインターの近くにショッピングセンターが来て、さらに新幹線駅を高田の近くに造ると言い始めている。際限なく、ばらまきを続けていくことになります。
■地域、産業振興に欠かせないものは何か。
1つはミクロの視点。校区ごとに自治組織を置き、住民の幸せに直結するものを自分たちで考え、工夫すればするほど予算がもらえる仕組みにする。競争が生まれ、地域が活性化されます。
もう1つはマクロ、グローバルな視点です。
「世界」「環日本海」などといった視点から人を呼べるまちをつくるため、ソフト事業を展開できる地域を徹底的に強化する。地域と言っても、合併したのであれば、旧市町村単位という中途半端な線引きでは駄目ですよ。よく考えてほしい。
|