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■32万都市の富山は十分に大きい。なぜ、合併なのか。
かつて呉羽町が富山市と合併したのは、財政的に苦しかったからです。北九州市は、政令指定都市を目指してできた。合併の利益が、具体的で分かりやすかった。だが今の合併は、根本的に違うと僕は思っている。
生産年齢人口はどんどん減っていく。それでも将来の世代が希望を持てる自治体であるには、30年、50年とやっていける都市構造をつくらなければならない。だから今からリストラを進めるんですよ。合併せずに、効率的な行政を実現するのは困難です。
第2の理由は財政状況でしょう。国と地方の借金は700兆円と言われ、もう増やせません。自治体の構造そのものを変えなくてはならない時期です。「わがまちにとって得か損か」ではない。地域全体で効率よく、しかも力のある自治体を目指すべきなんです。
■50万都市構想が崩れて、次善の策のようになったという人もいるが。
そんな構想、僕は言っていないし、人口ありきの合併論議はおかしい。共感できるところと合併しようと、広域圏で仕事をしてきた11市町村に声をかけ、結果として7市町村になったということ。神通川、常願寺川という大きな河川の流域でね。森林や農地のある上流と、富山市など下流が一体となって補い合えます。新しい市域の中で全体を考えていきたい。
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