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■府県合併は、道州制をも見据えて議論を進める必要がある。
道州制をめぐり、合併した府県を「道」や「州」と位置付ける案や、国の出先機関とする案などがあります。私は分権推進の立場から、府県を統合した組織に、国の権限をゆだねる方式が望ましいと思ってます。道州制は国のあり方そのものを変える可能性があるわけですから、議論を深めていくことが大切です。
■「三位一体」改革で、国と地方の関係がクローズアップされた。どんな関係が理想なのか。
日本の地方自治制度はすぐれた仕組みですが、問題点も多かったんですよ。例えば、機関委任事務。住民に直接選ばれた知事でも、国の出先機関の“局長”ぐらいの位置付けです。自治という観点からは、不適切としか言いようがない。機関委任事務は12年に廃止され、地方主体の制度に純化されつつありますが、依然として税源移譲は進みません。三位一体改革の内容も不明確なものだったでしょう。
中央省庁は、権限も財源も手放すべきなのです。国は国防や外交、司法などの分野に専念し、内政は地方に任せればいい。行政と住民の距離が近いほど、ニーズに即した施策が可能で、住民の監視の目も行き届く。地方自治の本旨です。この問題は「権限を分け与えて」という発想では前進しません。「分権」ではなく、もっと「地方集権」を唱えたいと思います。
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