【ストックホルム9日共同】スウェーデンの王立科学アカデミーは9日、2002年のノーベル化学賞を富山市新川原町出身で、島津製作所(京都市)分析計測事業部のライフサイエンス研究所主任、田中耕一氏(43)とジョン・フェン米バージニア・コモンウェルス大教授(85)、スイス連邦工科大のクルト・ビュートリッヒ教授(64)の3人に授与すると発表した。授賞理由は「生体高分子の同定と構造解析のための方法の開発」。3氏は生体内で重要な働きをするタンパク質分子の大きさや構造を調べる技術を開発。ヒトの全遺伝情報(ゲノム)解読終了後、生命科学分野の大きなテーマになったタンパク質の構造解析を進める上で、極めて重要な成果だ。県人のノーベル賞受賞は初めて。
田中氏は戦後生まれで、日本の企業研究者としては初の受賞。「寝耳に水で、信じられない」と喜びを語った。
授賞式は12月10日にストックホルムで開かれ、賞金1000万クローナ(約1億3000万円)が贈られる。うち田中、フェン両氏に4分の1ずつ、ビュートリッヒ氏には半分が贈られる。
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| ノーベル化学賞に決まり笑顔で記者会見する田中耕一氏=9日午後9時5分、京都市中京区の島津製作所(共同通信) |
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