「誇れる先輩」「将来は自分も」。富山市内の田中さんの母校各校では、受賞をたたえる全校集会がそれぞれ開かれ、子どもたちや教職員の間に祝福ムードが広がった。
|
| ▽富山中部高 |
 |
| 田中さんの受賞が報告された八人町小学校の全校集会=富山市の同校 |
|
富山中部高校では、全校生徒と教職員約900人が体育館に集合。ステージ上には「祝ノーベル化学賞受賞 田中耕一氏」の文字が掲げられた。
出張中の浅田茂校長に代わり、喜多埜昭博副校長が田中さんの人柄、経歴を紹介。「日ごろ日本、世界での活躍を目指すよう言っているが、立派な卒業生を持ち、誇りに思う」と語った。受賞した研究内容についてスライドを使って説明があり、全員で「偉大な先輩」に拍手を送った。
高校時代の田中さんと同じく、3年6組で代議員を務める宮長淳(すなお)君は「すごく身近に感じる。将来は同じ研究者の道を目指したい」と興奮気味。佐々木舞さん(3年)は「先輩と聞き本当にうれしい」と笑顔を浮かべた。
|
| ▽芝園中 |
| 芝園中学校では、生徒約280人が体育館に集まった。水落崔志校長が「昨日は驚きとうれしさで頭がパニックだった。みなさんもそれぞれの夢に向かって頑張ってほしい」と語り掛けた。 |
| ▽八人町小 |
|
|
八人町小学校では、児童約80人を前に西田一弘校長が「理科が好きで、こつこつと勉強されたと聞いている。みなさんも目標を持って頑張って」と話した。5年には田中さんのめい、利津子さんも在籍しており喜びもひとしおだった。
田中さんが通った富山市総曲輪の徳風幼稚園でも、ノーベル賞受賞を伝える北日本新聞の紙面が玄関に張られ、送迎の父母らが驚いていた。当時、田中さんの担任だった教諭は「物静かな子だったが、はっきり記憶に残っている。うれしい限り」と話していた。
|