田中さんは小泉首相に官邸に招かれ、同じくノーベル賞に決まった小柴昌俊東大名誉教授と3人で会食。首相とともに「変人」と評された田中さんは「そんなに変人じゃなかった。緊張をうまくほぐしてくれる気配りの達人。政府が音頭をとって、きちんと研究者を評価する制度が必要と提案した」と明かした。
「会社に対価を求めるか」と質問されると「楽しみながら自分の好きなことを研究できた。それに対するお金なんて考えたことがない」「特許を取っていなかったからこそ、こんなに世界に広がったのでは」と、今後も会社には何も求める考えがないことを強調した。
富山市にいる妻の裕子さんとは「きょうは電話で2、3度話した。この土日に会えると思うが、なるべく見つからないようにしないと」と話し「12月の授章式では自分は正装、妻はドレス。ダンスもあると聞いた。勘弁してほしい」と顔を赤らめた。
実家のある町内や母校などで横断幕などが掲げられ、県民全体が祝福していることを聞くと「ますます富山に帰りたくなくなったなあ」と困った表情を見せ「実家の家族への感謝はあまりにありすぎて、(行ってみないと)言葉が思いつかない」と笑った。 |
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| 小泉首相との会食を終え、報道陣の質問に答えるノーベル化学賞の受賞が決まった田中耕一・島津製作所主任=11日午後、首相官邸(共同通信) |
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