ノーベル化学賞に田中氏(富山市出身) 目次へ >>ホームへ
物理学賞・小柴さん利用の光センサー見つかる 2002.10.13
 宇宙から飛来する素粒子ニュートリノを世界で初めて観測し、8日にノーベル物理学賞の受賞が決まった、小柴昌俊氏率いる東京大学宇宙線研究所の研究チームが、神岡鉱山(岐阜県神岡町)の観測装置「カミオカンデ」内に取り付けていたセンサー(光電子増倍管)の1つが、同市牛島町の北陸電力エネルギー科学館ワンダー・ラボで見つかった。同館で展示されている。

 同管は直径約50センチ、全長約80センチで、ガラス職人の手作り。同館の戸田一郎サイエンス・プロデューサー(元富山第一高物理教諭)が今年6月ごろに寄贈したもので、倉庫奥で眠っていたという。8日夕、報道で小柴氏の受賞が決定したことを知った同館の広田洋二所長と戸田さんが、管の存在を思い出し、展示を思い立った。

 管は数年前に「スーパーカミオカンデ」を建設中に現地を訪れた戸田さんが譲り受けた。壊れたため交換する4本のうちの1本で、戸田氏は富山第一高の生徒らに見せていた。

 「世界で初めてニュートリノを観測したものであってほしい」と広田所長。戸田さんは「最先端の科学実験は装置を作る人の技術があるからできることを知ってもらいたい」と話している。
テレビ出演する裕子さんと春江さん
小泉首相との会食を終え、報道陣の質問に答えるノーベル化学賞の受賞が決まった田中耕一・島津製作所主任=11日午後、首相官邸(共同通信)


(C) 北日本新聞社 記事・写真の転載を禁じます
The Kitanippon Press, All Rights Reserved